脂漏性脱毛を改善するには|いろいろな皮脂と菌を抑えるケアを紹介

「頭皮が脂っぽくて、荒れていて毛も抜ける。こういう場合は、どういうシャンプーを使えば良いの?」

 

 

もともと皮脂が多いと、頭皮がべとつきやすい。それだけでなく、頭皮が妙にあれてしまうことないですか?

 

 

最悪、炎症を起こしているくらいなら時間と共に治るかもしれませんが。

 

 

皮脂分泌が多い頭皮ですと「脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)」がまず起こります。

 

 

その後に、脂漏性脱毛(しろうせいだつもう)が併発することがあるのです。

 

 

洗っても洗っても、頭皮が荒れて抜け毛が増えてくると焦ってくるかもしれません。

 

 

「このままシャンプーを続けて良いのかな?」「そもそも、どういうシャンプーを使うべき?」

 

 

気になる疑問について、おこたえしていきたいと思います。

 

 

脂漏性脱毛と脂漏性皮膚炎の関係について

 

脂漏性皮膚炎に、すでにかかっている方もいるかと思います。

 

 

頭皮の皮脂分泌が盛んだと、頭皮常在菌の1つである「マラセチア菌(フケ原因菌)」が異常繁殖し、頭皮にダメージを与えます。

 

 

もともとは頭皮に20とも30種類とも言われる常在菌なのですが、他の菌とのバランスが乱れることによって発生するのが「マラセチア菌」。

 

 

マラセチア菌は、頭皮の肌バリアや乾燥を防ぐなどの働きがあります。

 

 

普段は頭皮の維持のためにはたらくので、腸で言うところの「善玉菌」のようなものと考えるとわかりやすいでしょう。

 

 

ところが頭皮環境が乱れると、マラセチア菌が増殖します。増殖すると「皮脂」を分解します。

 

 

分解された皮脂は「脂肪酸」と呼ばれる物質に変わります。この脂肪酸が頭皮にあると、ダメージを受けてしまうのです。

 

 

脂肪酸は頭皮に刺激になるものですから、ターンオーバー(皮膚の生まれ変わり)を早めてフケができてしまったり、頭皮のかゆみや炎症を引き起こすこともあります。

 

 

こうした一連の「フケ・かゆみ・湿疹」などを、脂漏性皮膚炎と呼びます。

 

 

皮膚科でも対処療法しかできない疾患で、完治するのは難しいと言われています。炎症を抑えるステロイド、菌の増殖を抑える「抗真菌シャンプー」を使うのが定番です。

 

 

脂漏性脱毛は、皮膚炎が悪化した状態

 

脂漏性皮膚炎の症状が悪化すると、脱毛症状を起こすことがあります。これが「脂漏性脱毛」と呼ばれるものです。

 

 

本来は皮膚の角質層までにしか影響を及ぼしませんが、毛穴や毛根部分にまで、炎症が広がることがあります。

 

 

毛根には毛母細胞と毛乳頭があり、細胞分裂による分化によって、髪が伸びていくという仕組みなのです。

 

 

炎症を起こすことで、細胞分裂がストップして成長が止まります。成長が止まった毛髪は、抜け落ちるしかなくなるのです。

 

 

ただし脂漏性脱毛は、男性の抜け毛の中でも「極めてレア」な症状です。

 

 

男性の脱毛と言えば「AGA(男性型脱毛症)」が有名なものですが、ほとんどの薄毛・ハゲの原因はこちらに該当します。

 

 

AGAと脂漏性脱毛は「まったくの別物」です。

 

 

AGAと脂漏性脱毛の違い

 

AGAは男性ホルモンによって、DHTと呼ばれる成長阻害因子が毛母細胞を攻撃します。その結果、ヘアサイクルが短縮化し、抜けやすく生えにくい頭皮になってしまうのです。

 

 

対する脂漏性脱毛はあくまで、炎症によって引き起こされる脱毛症状。

 

 

男性ホルモンとは直接関わっていません。あくまで、頭皮に住み着くマラセチア菌が皮脂を分解して起こるもの。

 

 

ちなみに、皮脂が直接毛穴に詰まって伸びなくなるわけではありません。

 

 

AGAと脂漏性脱毛の見分け方ですが、頭皮に炎症やかゆみ、赤みなどが併発していれば「脂漏性脱毛」です。

 

 

それ以外の場合はAGAですので、専門医に行って投薬治療を受けるのが有効な方法です。

 

 

もちろん、発毛や増毛という方法もありますが・・

 

 

脂漏性脱毛は、どんなケアをすれば良い?

 

脂漏性脱毛だった場合。

 

 

皮脂とマラセチア菌、両方をしっかりと抑えつつ、毛根の炎症を抑えるのでケアがややこしいかもしれません。

 

 

皮脂を抑えるケア

 

まずは皮脂を抑えましょう。

 

 

油っこい食事をさけるのはもちろん、ファーストフードなどの外食の油も頭皮には良くありません。

 

 

皮脂を抑える「ビタミンB6・ビタミンB12」を含む食べ物を食べたり、サプリメントなどで補うのも手です。

 

 

ストレスをためないことも大事です。ストレスがかかると皮脂腺が刺激されるので皮脂の分泌量が増えてしまいます。

 

 

ストレスにょってホルモンバランスが崩れることでもまた皮脂分泌が促されるので、注意をしておきたいところです。

 

 

育毛サロンにいくのはNG

 

「頭皮を綺麗にする」育毛サロンに通院するのは、やめておいた方が良いです。

 

 

皮脂汚れを洗い落とす技術はありますが、彼らは「皮脂が毛穴を詰まらせる」といい、高額なケアのコースを勧めてきます。

 

 

実際には、皮脂が毛穴を埋めて毛髪の成長を妨げることはありえません。

 

 

育毛サロンのCM、一昔前に比べてみなくなったと思います。

 

 

そうした業者が淘汰されて、最近ではAGAのクリニックが主流になっていることからも、育毛サロンは疑った方が良いでしょう。

 

無料体験で、頭皮を気持ち良くさせて「薄毛に効いている」という錯覚をさせますが注意した方が良いです。

 

 

シャンプー選びは大事

 

頭皮にある皮脂や菌、それぞれを抑えるシャンプーと言うのがあります。

 

 

余計な皮脂を落とすならスカルプシャンプーよりも、アミノ酸シャンプーをオススメします。

 

 

スカルプは洗浄力が強すぎて、逆に頭皮がベトベトになるので注意をした方が良いです。

 

 

皮脂を抑えるなら「アミノ酸シャンプー」。

 

 

マラセチア菌を抑えるなら「コラージュフルフルシャンプー」が定番中の定番です。

 

 

いずれも、頭皮状態を正常化して再発を防ぐ効果が期待できますので。